データはありません

小型ストロボを選ぶ際、Godoxのラインナップにある「iT32」「iT30Pro」という似た型番に混乱した経験はありませんか?

特にiT32は、「X5」というモジュラー式ワイヤレストリガーとフルカラータッチパネルという、これまでの小型ストロボの常識を覆す新機能を搭載して登場しました。「どれが自分に最適なのか」「何が変わったのか」と悩む方も多いはずです。

この記事では、新世代ストロボ Godox iT32の革新的な特徴を軸に、定番のV350やiT30Proとの違いを徹底的に整理します。

GODOX IT32+X5はどんなストロボ?

Godox IT32はこんなストロボ

it32は小型のストロボだけどホットシューアダプターがついていないためlt32単体ではカメラのホットシューに取り付けることができません。

そこで登場するのがX5。

メーカー別に用意されたX5を取り付けることでカメラのホットシューに取り付けることができるようになり、HSSやTTLも使用できます。

it32単体では普通にXワイヤレスシステム対応のストロボとして発光させることができます。
受信機として指定できるのABCDの4グループ。

光量的には結構弱くTT600などの一般的なストロボと比較すると1/16になります。

• 小型・軽量:重さは約120g。電車移動や屋外撮影でも負担にならない。
• USB-C充電式:内蔵リチウム電池で駆動。モバイルバッテリーから充電できるので便利。
• 発光性能:ガイドナンバーGN18、フル発光で約510回。リサイクルタイムは約1.5秒と速い。
• モデリングライト搭載:LEDライトで光の当たり方を事前に確認できる。
• ヘッド可動:水平180°/垂直90°に動かせるので、バウンス撮影も可能。
• 操作性:フルカラータッチパネルで直感的に設定できる。
• ワイヤレス対応:Godoxの2.4GHzシステムに対応。X5と分離したiT32は、受信機(スレーブ)として機能し、多灯ライティングの一員として組み込めます。受信グループはA〜Dの4グループに対応します。

 

X5コマンドトリガーの特徴

X5は名称からワイヤレストリガーですがX3までと異なり単体では液晶もないためグループ制御もできません。

基本的にはit32と物理的に接続するとこで設定ができるようになります。

it32とX5を接続することでトリガーとして動作させることができ他のストロボの制御をおこないます。

この状態ではGodox it30proのようにストロボとして発光させながらトリガーとしても動作させることができます。

• 役割:ストロボではなく「送信機(トリガー)」+「ホットシューアダプター」
• 対応ブランド:Canon/Nikon/Sony/Fujifilm/OM Systemなど主要5ブランドに対応
• 通信方式:Godox 2.4GHzワイヤレスシステムに対応
• 通信距離:最大約80m(分離トリガー時は約20m)
• 構造:磁気モジュラー式でiT32に装着可能。外すと自動でトリガーモードに切り替わる
• 重量:約23gと非常に軽量
• 電源:内蔵リチウム電池(USB-C充電式)
• 機能:TTL/HSS対応、グループ制御(A〜D)、チャンネル1〜32

Godox IT32とV350の比較

Godox IT32を小型ストロボで有名なv350と比較してみましょう、

一番大きな違いは光量で、Godox V350の方が倍の強さになっています。

V350はオンカメラの状態でit32+X5と同様にオンカメラストロボとして使いつつ他のストロボ制御ができます。

またV350は取り外して可能なリチウム電池のため予備を用意することができます。
it32は内蔵電池のため予備を用意することができずモバイルバッテリーなどから充電することになります。

スポンサーリンク
項目 iT32 V350
ガイドナンバー GN18(ISO100/m) GN36(ISO100/m、105mm時)
発光回数(フル発光) 約510回 約500回
リサイクルタイム 約1.5秒 約1.7秒
操作系 フルカラータッチパネル ボタン+液晶
モデリングライト LEDモデリングライト搭載 LEDモデリングライト搭載
電源 内蔵リチウム電池(USB-C充電) 専用リチウム電池VB20(交換式、USB-C充電)
重量 約169g+23g(x5) 約290g
ヘッド可動 水平180°/垂直90° 水平270°/垂直-7〜90°
ワイヤレス 受信専用 送受信(マスター機能あり)
特徴 分離型、多灯の一員 一体型、オンカメラ+簡易トリガー

Godox IT32とGodox IT30Proの比較

次に名称のにているGodox IT32とGodox IT30proを比較してみます。

iT32のGNは18、iT30ProのGNは16と、ほぼ同等の光量です。

しかしit30proは内蔵バッテリータイプでストロボのついたトリガーになっており、かなり小さく軽くできています。

it30proと比較するとit32は大きく感じることになります。

it30proはその大きさから発光角度を変えることができず。また小型のためカメラボディから発光面が近く大きなレンズではカメラ本体近くから発光することになり影ができてしまいます。

it32は普通のストロボ同様に発光角度を自由に変えられる、発光場所が少し高いため影ができるようなこともありません。

項目 iT32 iT30Pro
ガイドナンバー GN18 GN15〜18程度
発光回数(フル発光) 約510回 約560回
リサイクルタイム 約1.5秒 約1.5秒前後
操作系 フルカラータッチパネル タッチ液晶+ダイヤル
モデリングライト LEDモデリングライト搭載 Lなし
電源 内蔵リチウム電池(USB-C充電) 内蔵リチウム電池(USB-C充電)
重量 約169g+23g(x5) 約120g
ヘッド可動 水平180°/垂直90° なし
ワイヤレス it32は受信専用 送受信(コマンダー機能あり)
特徴 多灯の一員、X5と合体でオンカメラ化 オンカメラ+コマンダー機能付きストロボ

GODOX it32とX5はバッテリーが別

Godox IT32とX5はバッテリーが別ななっている点は注意が必要です。

ともに別々の内蔵電池のため充電が必要になります。

X5側は消費電力が少ないので問題ないことが多いてますがもしもの時に使えないのは大変ですよね。

使用中にX5側のバッテリーが切れてストロボが発光しないなんてトラブルも起こり得るので注意です。

 

電源運用の注意

  • 注意点: iT32はUSB-C充電対応の内蔵電池式です。公式情報には「給電しながら使用可能」との記載がないため、充電中の使用は非推奨で、自己責任の運用になります。
  • 長時間撮影: 事前に満充電、または休憩中にモバイルバッテリーで充電する運用が安全です。

まとめ

  • iT32: 分離型・多灯の一員。軽量でサブ光源に最適。
  • V350: 一体型で交換式バッテリー。長時間撮影に強い。
  • iT30Pro: オンカメラ+コマンダー機能付き。1台で制御可能。
  • X5: iT32をオンカメラ化するモジュール。多灯制御は不可。
  • 電源方針: USB-C充電対応だが、給電しながらの使用は非推奨(自己責任)。

Xでフォローしよう

おすすめの記事