コスプレ撮影に必要な機材と言えばストロボ!!

日本の各カメラメーカーから発売されているストロボって高いですよね。

コスプレ撮影になるとストロボ2台、3台って必要になってくるから1台の値段が特に重要になってきます。

そんなコスプレ撮影カメラマンの強い味方であるGodox。

Godoxからは高いものから初心者向けのストロボまで複数発売されています。

そんなGodoxのストロボでどれがコスプレ撮影に向いているか私のおすすめを紹介したいと思います。

コスプレの撮影に必要なおすすめの機能

コスプレの撮影に必要なストロボの機能は実は特にありません。

ストロボとしてシャッター切ったときに光ってくれればなんとかなります。

もちろん後幕シンクロやハイスピードシンクロはあると便利ですが必須ではありません。

でもハイスピードシンクロはGodoxのストロボの入門機であるTT600でもできるのでそれほど気にしなくていいと思います。

遠隔発光できる機能があれば問題ありません。

この記事ではGodoxのストロボを以下の基準で比較してみたいと思います。

  • 価格
  • 光量
  • 重量
  • 使用感

 

コスプレ撮影ではワイヤレス発光機能が必要

ストロボを遠隔で複数台を発光させる場合はワイヤレストリガーが必要になります。

Godoxのストロボはすべてこのワイヤレストリガーを使用することで遠隔発光ができます。

GodoxのワイヤレストリガーはXProとX2Tの2種類のワイヤレストリガーが販売されています。

どちらのワイヤレストリガーがおすすめなのかはこちらの記事で記載しているので迷っている場合は確認してみてくださいね。

Godoxは中国のメーカー

とりあえずgodoxというメーカーを知らない人に簡単に紹介しますね。

Godoxは中国の深センにあるカメラの周辺機器メーカーです。

一昔前までは中国製品の品質はなんていいましたがGodox製品の品質はまったく問題ありません。

いままで私が購入してきたGodoxのストロボで故障したものは水没させた1台だけで自然故障は1台もありません。

それくらい品質が安定したいるので安心して購入が可能です。

基本的にはAmazonで購入することになるのでトラブル時の交換などのやり取りに時間がかかる可能性もあります。

これが心配であれば国内のケンコートキナーが代理店をしているのでそちらから購入することをお勧めします。

こちらで購入すればサポートも受けられますから。

ただし、Amazonで購入するより何割か価格が高くなっているので困るのですけどね・・・

ケンコートキナー

 

技適について

海外製品を購入する場合に気になるのが技適。技術基準適合証明ですね。

無線機器に必要な認証なのですがAmazonでは技適を無視して販売されている商品も多くあるのも事実です。

この技適が適用されるのは送信側なんです。

ストロボは電波を受信することはあっても送信することはありません。

そのためストロボに技適マークがなくても使用可能なんです。

 

Godoxから発売されているストロボの種類

godoxからはたくさんの照明機材は販売しているのでその分どれを購入したら良いのか迷うと思います。

そこでコスプレを撮影するようになってgodoxのストロボを購入する際に自分が基準にしたことをまとめていきます。

まずはgodoxから発売されている照明機材の種類から。

スピードライト(フラッシュ)

Godoxのストロボ

こちらが一般的なストロボでカメラのホットシューに取り付けて撮影ができるものになります。

もちろん、ワイヤレストリガーを使用することで無線制御を行うことができます。

ストロボ自体はキャノンやソニー用として販売されていますがホットシューにつけずにワイヤレスのみで使用する場合はメーカーを気にせず購入できます。

コスプレ撮影ではおもに無線制御で撮影していくことになるとおもいます。

そのため多灯撮影のみを行う場合は対応メーカー関係なく安いものを購入できちゃいますね。

心配であれば自分のカメラにあったストロボは1台だけあれば十分です。

該当機種
TT600、TT685、TT685II、V850II、V860II、V860III、TT350、V350、V1
Godox V1-C TTL フラッシュストロボ 76Ws 2.4GワイヤレスXシステムが内蔵され TLL/M/Multi HSSハイスピードシンクロが1/8000s Canon一眼レフに対応 [並行輸入品]
GODOX

モノブロック

モノブロックタイプのストロボは外部電源を使用します。

そのためシェアスタジオなどコンセントを使用できないスタジオで使うことは困難でさらにストロボ自体大型で持ち運びには適していないので一般的にコスプレを撮影したいカメラマンには向きません。

もちろん自分でスタジオ持ってるとか電源を持っていけば使えますがこのブログ読む人はそんなことはほとんどないですよね。

大光量のわりに値段も安いので自宅で使用する分にはお買い得かと思います。

該当機種
SK300II、SK400II、SL200II、SL150II、MS300など

モノブロックフラッシュ

通常のストロボのようにカメラに直接取り付けるホットシューが存在せずワイヤレス制御で使用することが前提のストロボ。

それでいてモノブロック並に大きな光量をもっているストロボ。

イベントやスタジオに機材持ち込んで撮影するカメラマンにとっては有力な選択肢のひとつになります。

一般的に通常のストロボより光量が大きく、リチウムイオンバッテリーを標準で使用する機種ですね。

光量が大きいものほど値段が上がっていくことになります。

一般的なコスプレの撮影ではAD100pro、AD200pro、AD300proあたりが携帯性、価格の面から妥当と思われます。

お値段的には3万円から6万円。

ちょっと高いけどメーカーストロボより光量が強いストロボのお値段としては安い方になります。

プロ用と言われるメーカーのプロフォトが販売している300wのストロボは20万円しますからね。

光量の大きなストロボは晴れた日に屋外で日中シンクロを使用する場合には必要になるが完全に日が落ちた夜だと大きな光量は不要。

AD600やAD1200はサイズも重さも価格も無理が出てくるので光量がほんとうに必要と感じない限り不要でしょう。

該当機種
AD100pro、AD200、AD200pro、AD300pro、AD360、AD400pro、AD600pro、AD1200pro

LEDライト

GodoxからはLEDタイプのライトも発売されています。(LEDライトは厳格にはストロボではないですが照明機材として記載しておきます。)

LEDライトは定常光のためストロボとは異なり常に光つづけます。

モノブロックのように大きなものが多かったのですが最近は持ち運びが可能な機種もでています。

バッテリー式のLEDライトとして発売されているのはML60くらいなのですがお値段が高めで光量がそれほど大きくないのが欠点。

ML60は色温度固定、ML60Biは色温度可変で使用可能な商品で値段も5000円ほど差があります。

定常光は電源入れている間、常に発光しているためバッテリーの減りも気にしなければいけなくなりがち。

まだまだLEDライトはよくなっていくと思うので後継機種に期待かなと思ってます。

該当機種
ML60、ML60Bi

コスプレ撮影におすすめなGodoxのストロボはこれ!

というわけでgodoxのストロボでコスプレ撮影におすすめなストロボのベスト3をお伝えします。

第3位 TT685II

Godoxのストロボ

初心者がコスプレの撮影用にストロボを購入するのであればTT685がお勧めです。

値段が安く14000円程度から購入が可能でそれなりに明るいため一般的なシェアスタジオでは光量が足りるレベルで使用できます。

欠点は単三電池4本で動作するため大きな光量では連続で発光させることができないという問題があります。

普通の単三電池なのでもしもの場合はコンビニで購入できるという点も便利なところです。

下位機種に同じく単三電池使用のTT660があり値段も8000円とお手軽です。光量も全く同じです。

しかしTT660ではCH設定しかできないのでコミケのように人があつまる場合に無線のCHが他人とかぶってしまう問題があります。

※CHは32通りしか設定できない

この問題を回避するためにTT685ではCHだけでなく2桁のIDを設定することで他人と電波が被ることを回避することができます。

多灯する場合にこのIDを使用する場合は全てのストロボがIDに対応している必要があります。

そのため複数のストロボの中でTT600のようなID未対応の機種があると設定できないんですよね。

撮影にいくたびにCHが被ってしまいその都度CHを変更するのが面倒でなければTT600でも良いのですが最初からTT685にしておくと、あとあと煩わしい思いをしないですみます。でも価格差5000円悩ましいですね。

 

第2位 V860II

Godoxのストロボ

第2位はV860II。リチウムイオン電池搭載でTTLが使用できる機種です。もちろんID設定も可能。

値段的にも2.2万円程度で購入ができる点でオススメです。

お金があれば最初の一台目からこちらのストロボを購入してしまってもいいくらい。

リチウムイオン電池を使用していることから連続発光にも強いので人物撮影でテンポよく何枚も撮影するタイプの人にはV860がお勧めです。

ちなみにTTLという機能が使えますが、なくても困らない機能なんですよね。特に多灯する場合は使わない。

V850IIは17000円と値段のわりにTTLができない、ID設定ができないのでオススメしません…

2021年8月からV860IIIが販売開始されました。

異なる点は以下。

・本体にLEDライトが追加された。(本体に追加なのでフラッシュヘッドと同じ向きにすることは不可)

・バッテリーがAD100proやV1と共通化され容量が増えた

・さらにトリガー機能まで内臓しているとのこと。

ストロボとしてはV860IIと光量や使用感はほぼ同じ。値段差7000円あるので無理に購入しなくてもいいかなという印象。

【GODOX正規代理店】GODOX V860III-C カメラフラッシュ CANON適用 2.4G 1/8000s TTL HSS 高速同期 明るさ調節可能 1.5sリサイクル 充電式 Canonキヤノン一眼レフカメラ用
GODOX

第1位 AD200/AD200pro

1位はAD200もしくはAD200proですね。

AD100より1段明るい200Wの光量があり、ヘッドも2種類あることから遠くに光を飛ばすことも、ソフトボックスで光を拡散させることもできるため便利です。

AD200とAD200proの2種類あるけど1/256発光ができるかどうかの違いくらいなんですよね。
だから基本的にどちらを選んでも使用感はそんなに変わりません。価格差は結構ありますが。

価格は4万円前後なので初めてのストロボとしてはちょっとお値段が高いかもしれません。

ある程度、ストロボの撮影に慣れてきてもう少し光量が欲しいなと思ってきてから購入してもいいかと思います。

AD300はいいストロボです。ただ6万円ほどするのが辛い。気軽に何台も購入することができないんですよね。

逆にAD100はとってもコンパクト。ただAD200との価格差が小さすぎて持ち運びに少し重いのを我慢しても光量の大きい方を持っていた方がいいかなと思ってます。

Godox AD300Pro フラッシュストロボ 300Ws 5600K TTL 1/8000s 高速同期 0.01〜1.5s リサイクル時間 320回フルパワーフラッシュ 2600mAh充電式バッテリー付き キヤノン ニコン ソニー 富士フイルム パナソニック ペンタックス オリンパスに対応
Godox(ゴドックス)

参考動画

godoxのストロボ比較表

上でオススメのストロボを説明してきましたがここで各機種の性能の違いを一覧にしてみてみましょう。

重さ(g) 価格
(参考)
TTL バッテリー フル発光 フル発光後再発光 ID設定
TT600 540 8000 単三電池4本 230回 2.3s
TT685Ⅱ 540 13700 単三電池4本 230回 2.3s
V850Ⅱ 540 17000 リチウムイオン 650回 1.5s
V860Ⅱ 540 22000 リチウムイオン 650回 1.5s
V860III 530 28900 リチウムイオン 480回 1.5s
V1 530 33000 リチウムイオン 480回 1.5s
TT350 340 10600 単三電池2本 210回 2.2s
V350 290 18600 リチウムイオン 500回 1.7s
AD100pro 520 35420 リチウムイオン 360回 1.5s
AD200 900 38000 リチウムイオン 500回 2.1s
AD200pro 900 44000 リチウムイオン 500回 1.8s
AD300pro 1250 61600 リチウムイオン 320回 1.5s

 

※単三電池1本30gで計算

フル発光回数は目安でしかありません。実際フル発光することは稀でありだいたいこの倍くらいは持つと考えていいですね。

こうしてみるとAD200は撮影枚数も多く光量的にも非常にバランスの取れた商品と言えますね。

TT350・V350は光量少なめだけど小さなストロボです。コスプレ撮影では特に優先して選択するメリットはないと思います。

 

 

まとめ

最終的にどのストロボを購入するかはお金との相談になります。

多灯をするならトリガー1台とストロボ複数台が必要になります。

そのためストロボは複数台購入するか悩ましいところです。

なにしとおすすめ1位にしているAD200を1台購入する値段ででTT600が5台購入できてしまいます。

さらにAD200を故障させたあとAD200を再購入するまでTT600をメインにストロボ撮影しましたが普通に撮影できてしまいました。

シェアスタジオで1人か2人を撮影する分にはTT600でも十分足りるともいえます。

ストロボの光を柔らかいものにするために使用するアンブレラやソフトボックスが1メートル以下のものであればTT600のように安いストロボでも十分撮影できますよ。

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