
コスプレのスタジオ撮影。
イベントで知り合ったコスプレイヤーさんと初めてのスタジオ。
スタジオ撮影というとプロの撮影する現場のように思えて一気に難易度があがっている感じがするかもしれませんね。
スタジオ撮影にはストロボが必要なの?
カメラの設定の仕方やストロボの配置方法は?
この記事ではスタジオで撮影する場合のコツについてお話していきます。
コスプレ撮影における構図の考え方についてはこちらの記事に書いているのでよかったら読んでね。
もくじ
- 1 スタジオ撮影ではストロボなしでも撮影可能か?
- 2 スタジオ撮影でのライティング機材について
- 3 ライトの種類と役割(メイン・フィル・リム)
- 4 初心者はアンブレラ2灯でのスタジオライティングがおすすめ
- 5 アンブレラの角度・距離の基本
- 6 初心者向けコスプレのスタジオ撮影の2灯ライティング5選
- 7 1灯ライティング
- 8 コスプレ撮影における3灯以上のライティングの考え方
- 9 スタジオ撮影時のカメラ設定(シャッタースピード・ISO・F値)の考え方
- 10 スタジオ撮影時のカメラ設定の順番
- 11 コスプレ撮影における構図の考え方
- 12 ストロボの光の固さを調整しよう
- 13 ストロボにカラーフィルターを付けて撮影してみよう
- 14 スタジオのストロボをレンタルする場合
- 15 まとめ
スタジオ撮影ではストロボなしでも撮影可能か?
結論からいうとスタジオによってはストロボ無しでも撮影できるし、逆にストロボが無いと満足な写真が撮れないスタジオというのがあります。
そのためあなたが撮影に行くスタジオがどんなスタジオであるかを事前に確認してストロボが必須なのか確認しておきましょう。
明るいハウススタジオの場合
一般的な写真集や週刊誌などのグラビア写真は太陽光の入る明るいスタジオで撮影されていることが多いです。
太陽光の入るスタジオとしては一般的にハウススタジオと呼ばれている場所が使用されること五多いですね。通常の家のように窓がたくさんあり、窓辺ではストロボがなくても十分明るく撮影できる環境です。
コスプレ用のスタジオとしてもそういったスタジオもあります。例えばスタジオエコロスカイやアイルートのようなスタジオですね。
こうした太陽光を前提とした撮影ではストロボを使わないで撮影することも可能です。もちろん窓から離れると暗くなるのでストロボは持っていてもいいかもしれません。
レフ板を用意しておくと窓と反対側から光を反射させて影を明るくすることもできます。
シェアスタジオの中にも外光がたくさん入るスタジオもあり昼間であればストロボがなくても撮影が可能なスタジオもあります。
しか通常コスプレのスタジオ撮影とやると自然光が普通に使えるところばかりではなく暗い場合での撮影が必要になることのほうが多いです。
もし自然光のみでの撮影を考えている場合はスタジオのXアカウントやホームページの作例をしっかり確認し撮影する時間なども意識する必要かありま素手注意しましょう。
コスプレ専用のシェアスタジオの場合
知っておいてほしいことはコスプレ用のシェアスタジオに多いのが窓がない、もしくは光があまり入ってこないスタジオが多いということ。
例えばハコスタジアム東京、コセット池袋、TUG新宿などですね。
場所によっては地下にあるスタジオだったり全く外光の入らないブースもあります。
このようなスタジオの場合は外光をあてにできないためストロボが必要になります。
照明機材がない場合は室内の蛍光灯に頼ることになるのでカメラのISO感度を相当上げなければいけません。
しかし蛍光灯は通常の色とは異なるため緑がかった写真になってあまり盛れません。
ISO感度を上げると写真にノイズが出て画質が低下するという問題もあります。
また、暗いところで無理やり撮影してもスタジオのセットを生かした雰囲気のある写真の撮影は難しいということになります。
コスプレの撮影依頼ではこうした暗いブースでの撮影が要求されることも多々あります。
さらに黒ホリや白ホリと言った特殊なシーンでの撮影となるとストロボ、できれば複数台が必須になります。
そのためコスプレ専用のスタジオ、白ホリ、黒ホリであればストロボはほぼ必須になることが多いということを理解しておいてください。
シェアスタジオでも窓のあるスタジオは積極的に自然光を生かしていきましょう。
ストロボを使用するより多少ISO感度をあげて自然光を活用して窓際で撮影するととっても盛れる写真が撮れることが多いです。
撮影ブースの外にベランダなどがある場合は窓の外にストロボを設置し室内に向けて発光させることでカーテンや障子越しの光で自然光のような状態を作ることができます。
下記は半透明の窓を隣のブースからストロボを光らせています。自然光っぽく見えるでしょ。

スタジオ撮影でのライティング機材について
ではコスプレ撮影にはどのようなストロボが必要になってくるのか?
コスプレ撮影で使用するストロボのおすすめについてお話します。
基本的にコスプレのスタジオ撮影では自分でカメラやストロボ、スタンド、ソフトボックスやアンブレラのどのライティング機材をスタジオに持ち込む必要があります。
その理由はスタジオによっては
- 無料レンタルのライトスタンドがない
- コンセントが使用できない
- 無料レンタルのストロボがない
ということがほとんどだからです。
特にコンセントが必要なストロボやLEDライトを持ち込む場合は注意が必要です。
スタジオによってはコンセント使用する場合は別途電気代として料金がかかったり、ストロボスタンドを借りるのにお金がかかったりします。
ストロボ自体を無料で貸してくれるところはほぼありません。
初心者むけのライティング機材を紹介した記事を書いているので最初に準備したいコスプレ撮影用の機材について興味がある場合は読んでみてください。
ストロボについて
またコスプレのスタジオ撮影では以下のことができるようになる必要になります。
- オフストロボライティングができること
- ストロボはバッテリー(もしくは電池)タイプであること
- 明るすぎないストロボ
とうことになります。
理由はコスプレの撮影では被写体の影を作らないよう撮影することが多く2灯での撮影が必要になることが多いです。また背景の明るさを調整したりストロボの光に色を付けて撮影するといった特殊な撮影が多く行われます。
そこで上記の条件を満たすためにもっとも安くて確実に実現できるのがGodoxのストロボになります。
そしてコスプレの撮影ではストロボを遠隔で発光させるオフストロボライティングできるようになる必要があります。そのための機材が必要になります。
初心者が最初から高級ストロボを購入する必要はありません。
godoxではたくさんのストロボを出していて1万円しないものから6万円くらいまで選択肢があります。
私のおススメは最初はGodox TT600を2つ、リモート発光用にGodox XProをカメラに合わせて購入ですね。
Godox XProはgodoxのストロボ全部で使用可能なので自分のカメラに合わせて購入すれば間違いはないですし、TT600も後々メインストロボから引退しても背景用などに充分な光量があるので無駄にはなりません。
自分はいまでもちょっとした撮影ならTT600だけで済ますこともありますからね。
最初からAD200やAD300にいってももちろん問題ありませんが最低限2台は同じストロボを用意したほうが色の違いを気にしないで済むのでオススメです。
ライトスタンドについて
ライトスタンドは無料で貸してくれるスタジオもありますが十分用意されてるとは限りません。
それにストロボとライトスタンドを繋げるためのブラケットを用意してくれてるところはないので自分でも何本か用意しておきましょう。
購入する場合は安定性を重視しつつ最低2メートルの高さを確保できるものを選びましょう。
アンブレラやソフトボックスについて

光の質を決める重要な要素が「ディフューザー」です。
スタジオ撮影でよく使われるのがソフトボックスとアンブレラで、それぞれ異なる特徴があります。
ソフトボックス:柔らかく均一な光を作る
ソフトボックスは四角い箱状の機材で、内側が白く反射する構造になっています。光を拡散させることで、柔らかく均一な光を作り出します。
- ソフトボックスの特徴
光の指向性が高く、狙った場所だけを照らせる。影の境界線が柔らかくなる
サイズは60×60cm、80×80cm、60×90cmなどが一般的です。大きいほど光が柔らかくなりますが、設置スペースも必要になります。コスプレ撮影では80×80cm程度が使いやすいサイズといえます。
アンブレラ:広範囲を明るく照らす
アンブレラ(傘型ディフューザー)は、傘の内側で光を反射させて拡散します。ソフトボックスより広い範囲を照らせるのが特徴です。
- アンブレラの利点
セッティングが簡単で初心者でも扱いやすい
価格が比較的安価
広い範囲を均一に照らせる
一方で光の指向性が低いため、背景や周囲まで明るくなってしまう点には注意が必要です。ピンポイントで光をコントロールしたい場合はソフトボックスの方が向いています。
初心者向けの機材として最初に購入するのは透過アンブレラをおすすめしています。
撮影シーン別の使い分け
ソフトボックスとアンブレラのどちらを選ぶかは撮影シーンや目的によって変わります。
このあとの初心者向けのライティングセットアップに関してはアンブレラを使ったものを中心に説明していきます。
ソフトボックスは被写体を明るく背景を暗めに撮影したい場合に使用しますが配置に関しては同じで大丈夫です。
ライトの種類と役割(メイン・フィル・リム)

スタジオ撮影では、ライトの配置にはそれぞれ役割があります。
まずは3つの基本的な光の役割を理解しておくと、このあとの配置や設定が分かりやすくなります。
すべて用意する必要はないですし作りたい雰囲気によってバランスを変えたりもしますがまずは基本的なものを紹介します。

● メインライト(キーライト)

被写体の明るさと立体感を作る中心の光。
角度・距離・高さで写真の雰囲気が大きく変わります。
このライトで被写体の見せたいところを照らします。
● フィルライト

メインライトでできた影を“薄くする”光。
影を消しすぎないよう、弱めの光で自然に整えます。影を薄くし過ぎると立体感が減ります。
これが明るすぎるのはよくないのでメインライトより暗くすることが重要。
● リムライト

被写体の輪郭を浮かび上がらせる光。背景と被写体を分離させ、立体感を強調します。
目立たないですが最終的にこれが結構重要です
また、このリムライトの光源を画角内に意図的に映り込ませて印象的な光を入れることもあります。

リムライトは人によってはエッジライト、ヘアライト、バックライトと呼ばれることがあります。
バックグラウンドライト(バックライト)

背景に向けて光をあてることをバックグラウンドライトもしくはバックライトと呼びます。場合によってはリムライトのことをバックライトと呼ぶこともあるややこしい言葉でもあります。バックライトという言葉は場合によって個なるのでどっちを意味するか確認したほうがいいですね。
バックグラウンドライトは背景が平面的になり過ぎるような場合に変化を付けるために使用します。
例えば影を濃くしたり、色をつけたり、明るさのグラデーションを付けたり。
また1灯だけでなく複数使用するのも自由です
また上記の3灯写真の例では背景に対してはバックグラウンドは用意していません。このように背景にむけての光源を用意しない場合は背景はなりゆきでということになります。
初心者はアンブレラ2灯でのスタジオライティングがおすすめ
そこでわたしが初心者におすすめしているのがアンブレラ2灯ライティング です。
- 光が柔らかくて失敗しにくい
- 設置が簡単で軽い
- キーライトとフィルライトの役割が理解しやすい
- 2灯なので比較的安価から始められる
- 1灯より盛れる写真が撮れる
アンブレラは光が広がるため、影が濃くなりにくく、多少位置がズレても写真は破綻しません。
アンブレラは比較的軽く普通の傘のように開くだけで使えるので、スタジオでの準備がスムーズです。
2灯あることで「主役の光」と「影を薄くする光」の違いが体感できます。
アンブレラの角度・距離の基本
アンブレラ2灯の基本配置と光量差
● ① メインライト(キーライト)
メインライトは 被写体の明るさと立体感を決める中心の光 です。
スタジオ撮影では、まず最初にメインライトを作ることで、写真全体の雰囲気が決まります。
- モデルの45度前方からカメラより。
- 顔より少し高い位置
- アンブレラと被写体との距離は構図に合わせて前後させる
正面から撮影した場合に鼻の影が横にできるくらいを目安に。
バストアップ〜半身:70〜100cm
全身撮影:1.5m〜2.5m
背景まで均一に明るくしたい場合:さらに離す
● ② フィルライト
フィルライトはメインライトで影になる部分の明るさを調整するために使います。
メインライトと光量を同じにするほど影ができませんが立体感もなくなるので弱めにするのが基本です。
- メインライトの反対側
- 光量はメインライトの1/4〜1/8
ライトの設置距離はメインライトと同じか少し遠目に配置します。
ライトを先に配置してからカメラ設定を行う理由
ライティングは
「ライト設置 → カメラ設定」
の順番が正解です。
光が決まらないと、F値・ISO・シャッタースピードの基準が作れません。
このあと紹介するカメラ設定は、ライトが完成した状態で微調整するためのものと考えてください。
初心者向けコスプレのスタジオ撮影の2灯ライティング5選
コスプレ撮影を2灯で行うためのライティング構成について5つのパターンを紹介していきます。
すべて背景からの距離は同じです。背景用のライトを用意しない場合は撮影して様子を見ながら壁から離れたり近づけたりしてください。
左右斜め前方から2灯(クロスライティング)


2灯でのコスプレ撮影において最も基本的なライティング。
メインライトとフィルライトの組み合わせです。左右斜め前から1灯ずつストロボを置き被写体を挟むライティング。
これは左右に置くことでストロボによる影を薄くし、被写体を盛ることができる配置です。
左右のストロボの強くさに差をつける、被写体からの距離を変えることでわざと影を付けてメリハリをつけます。
ライティングのコツ
- 左右の高さを変えてメインライトが上、影を薄くするためのライトを少し下から発光させます。
- 下のライトを上のライトより強くしない
メインライト(斜め前)とリムライト(斜め後ろ)


このライティングは被写体を前後から斜めにストロボで挟んで撮影する方法です。
このライティングでは前からのストロボで影ができ、影になる側を後ろからストロボをあてることで被写体の輪郭を際立たせる撮影方法です。
影がありながらエッジも強調するのでかっこいい写真になります。
このようにエッジを強調させるために置くライトをリムライトといいます。
ライティングのコツ
- 後ろにおくストロボは前に置くものより強めの明るさにする
- 後ろからのライトがカメラに直接当たらない角度にする
被写体と壁に光をあてる(メインライト+バックグラウンドライト)


1つのストロボを背景の壁に向けることで背景に変化をつけるライティング。
この例ではカーテンに明暗差をつけることで背景に立体感が出ます。
ライティングのコツ
- 背景が不自然にならないように注意する
- 背景用のストロボは被写体の真後ろでも良いがスタンドなどが写らないようにするか後でレタッチで消す
左右から光をあてる(サイドライティング)


被写体の左右から被写体に対してライトをあてるライティングです。
ストロボの配置位置を後ろへ持っていけばいくほど被写体の正面が暗くなっていきます。
影のあるキャラクターや立体感を強調したい撮影方法の1つとして利用可能です。
ライティングのコツ
- 左右のライトにより顔が暗くならないようにストロボを立てる
天井に光をあてる天井バウンス


1灯を天井にあてることで部屋全体をあかるくしつつ被写体にもライトをあてて影を整えるライティングです。
天井ではなく壁でも可能で比較的全体を明るくしたい場合に使います。
上からのライトにより被写体の下に影ができるのでその影を薄くするようにもう1灯を当てます。
ライティングのコツ
- 天井は白であること。
- 天井にあてるストロボは天井に近づけすぎず被写体より高くする。
1灯ライティング
ストロボ1灯の場合は反射を活用しよう


ストロボが1台しかない場合は壁や天井を活用します。
スタジオによっては白いカポックという軽くて白い板があるのでこれを利用します。
(カポックとは?:畳1畳くらいの白や黒の板。発泡スチロールなどで出来ている。)
やすくても良いので少し大きめな白いレフ版があるなら使いましょう。
ストロボを真正面から当てない場合は顔に濃い目の影ができてしまいます。その影が薄くなるようにストロボと反対側に白い壁があるようにします。
その壁をレフ版やカポック、可能なら本物の壁際で撮影することで影がうすくなります。
逆に壁がなかったり、黒いカポックとなどを置くと影がしっかりでた写真が撮れます。
スタジオの光も活用しよう

スタジオ撮影だからといってもすべてストロボで撮影する必要はありません。
1灯だからといってもスタジオの窓の光を使用することで1灯でも場合によってはストロボ無しでも撮影できます。
上記の写真は右の窓からの自然光をメインに暗くなる側ストロボで明るくして撮影しています。
下の写真は背景の灯りを生かしつつ被写体を明るくしています。

コスプレ撮影における3灯以上のライティングの考え方

ストロボ2灯での設定ができるようになったら3灯以上に増やしていきたくなると思います。
というのも3灯以上というのは前で紹介した2灯ライティング5種類の組み合わせで構成していくことになります。
また使用するアンブレラをソフトボックスに変更したりソフトボックスの形状も組み合わせていくことになります。
上の写真は3灯ライティングの自分なりのセッティングです。
影を薄くしつつエッジにハイライトを足しています。
ここからさらにバックグラウンドライトを追加したり、リムライトを片方ではなく左右からあてたりします。
スタジオ撮影時のカメラ設定(シャッタースピード・ISO・F値)の考え方
ストロボ撮影では、「何を変えると何が変わるのか」 を理解しておくと設定が迷わなくなります。
- カメラのF値
- カメラのISO感度
- カメラのシャッタースピード
- ストロボの強さ
カメラのF値設定の考え方
わたしはスタジオでのカメラ設定を行うときは最初にF値を決めます。
その理由はF値は被写体と背景のボケに影響するからです。
- スタジオ撮影では F2.8〜F4
そのスタジオで撮影する際に被写体を綺麗に撮影して背景をボカしたいのか、背景までしっかり写したいのかという観点で決めます。スタジオではスタジオの雰囲気を出したいのであまり背景をボカさずに撮影することが多いためにF値を最初に絞ってしまいます。
カメラのISO感度設定の考え方
ISO感度はストロボを使うか使わないかでISOを変えます。
- ISOを100~400
ストロボを使用しない屋内での撮影ではどうしても暗くなるのでISOを100~400くらいにしてみます。場合によってはもっと上げてスタジオ内のライトの光を使ったりもするのでこの数字はあくまで目安。
背景にストロボをあてないで撮影する場合はISOを調整し背景を希望の明るさになるように調整します。
逆に背景にストロボをあてるのであればストロボを発光させて明るさを調整してください。
ISO値は数値が小さいほどノイズが減り画質がよくなります。
しかしそのために背景が適切な明るさにならないというのは本末転倒なのでISOは必要なだけあげてもOKです。
背景の明るさもすべてストロボ行うのであればISOは100からにして画質優先で撮ります。
ISO感度を上げすぎるとスタジオ内の電気の明かりを拾って色が不安定になるので可能な限り不要な室内の電気を消すなどして影響がでないようにします。
カメラのシャッタースピード設定の考え方
ストロボは基本的には1/100以上の速さで撮影するようにします。
これは被写体がブレにくい速度になります。
- シャッタースピードは1/100以上
シャッタースピードが遅いと部屋の明かりを取り込む量が増えますがスタジオ撮影では固定してあまり変更しません。
部屋の明かりを意識した写真を撮るなら1/100固定
コスプレ撮影で髪の毛や衣装をなびかせるひらみ撮影を行いたい場合は1/200固定
という感じで決めますね。
ストロボ撮影では、カメラのシャッタースピードに同調速度という上限があります。
多くのカメラは 1/160〜1/250秒前後で、ストロボを使用する場合は同調速度よりシャッタースピードが速くできません。
しかし同調速度を超えてストロボを使用する場合ハイスピードシンクロ(HSS)という機能を使用します。
スタジオ内ではあまり使用することはないですが必要であれば別途確認してくださいね。
ストロボの強さと場所、向き調整
カメラの設定がきまったらあとはストロボの設定。
複数台のストロボをそれぞれどこに向けるのか高さはどれくらいかなどを調整します。
配置がきまったらISO感度にあわせて初期値をきめます。
ISO400であれば1/16あたりに設定してから調整ですね。
シャッタースピードを遅くして部屋のあかりを活かしたい場合は弱め、ストロボの光を強く表現したい場合は強めに発光させて写真を見ながらバランスをとっていきます。
設定を一回で決められるカメラマンはめったにいません。
すばやく設定を変更して以下に早く求めた写真を撮れるかがコスプレ撮影に必要な技術だと思います。
ぜひカメラの設定は自由に変えられるレベルの操作を覚えましょう。
スタジオ撮影時のカメラ設定の順番
スタジオ内でのカメラの設定はどのように決めるのか?
自分がスタジオ撮影を行う場合のカメラのシャッタースピード、F値、ISO感度、ストロボの、明るさの設定を順序にそってお話ししていきます。
スタジオでの撮影時では私は以下の順番で設定していきます。
- ライティングのパターンを決める
- 背景の明るさを決める
- 被写体のメインライトの明るさを決める
- 被写体のリムライト、フィルライトの明るさを決める
わたしが初心者時代によく見ていたスタジオでのライト設定の勉強になる動画を紹介しておきます。
いまでも基本的にはこの方法で調整しています。
コスプレ撮影における構図の考え方
コスプレ撮影における構図の考え方についてはこちらの記事に書いているのでよかったら読んでね。
ストロボの光の固さを調整しよう
ストロボにカラーフィルターを付けて撮影してみよう
スタジオのストロボをレンタルする場合
コスプレのスタジオ撮影では基本的にストロボなどの機材を自分でもちこみます。
そのため結構な重量になるんですよね。
だから荷物を減らしたい場合に使えるのがスタジオでレンタルできる機材。
基本的にはライティングに必要な機材が対象になります。
レンタルすれば荷物を減らせて体が楽になりますね。
スタジオによってはストロボスタンドは無料で使用可能なので借りることはあります。
スタジオで借りられるストロボはモノブロックであることがほとんどですが操作方法や慣れを考えると使用しない方が効率がいいと考えます。
もちろん、余計なお金かけたくないというのもありますので。
まとめ
コスプレのスタジオ撮影では、スタジオの種類に応じた適切な機材選びと設定が成功の鍵となります。明るいハウススタジオでは自然光を活かした撮影も可能ですが、コスプレ専用のシェアスタジオや黒ホリ・白ホリでの撮影では、ストロボがほぼ必須です。
初心者の方は、まずGodox TT600のような手頃な価格のストロボを2台揃え、基本的な2灯ライティングから始めることをおすすめします。カメラの設定は、F値、ISO感度、シャッタースピード、ストロボの強さの順に調整していくことで、狙った雰囲気の写真を撮影できるようになります。
ライティングパターンは状況に応じて使い分けましょう。クロスライティングで影を薄くしたり、リムライトでエッジを強調したり、背景に光をあてて立体感を出したりと、表現の幅は無限大です。
ストロボが1灯しかない場合でも、壁やカポック、レフ板を活用することで十分に質の高い撮影が可能です。
最初から完璧な設定を決められるカメラマンはいません。何度も試行錯誤を重ねながら、素早く設定を調整できるスキルを身につけていくことが、コスプレ撮影上達への近道です。まずは基本的なライティングパターンを実践し、経験を積みながら自分なりの撮影スタイルを確立していきましょう。
















