コスプレの撮影で最初に参加するであろう屋外コスプレイベント。

屋外での撮影って意外と初心者さんやカメラの経験がない人って間違った撮影方法をとっていることが多いんです。

そんな実は知らない屋外イベントでのコスプレ撮影のコツについてまとめてみました。

初心者さんにわかりやすく書いていきたいと思いますのでぜひ読んでくださいね。

屋外での撮影のコツ

屋外での撮影では背景を決めてから被写体の場所や明るさを調整するようにする必要があります。

背景を明るく撮影するのか、暗く撮影するのか?

またはっきり写したいのか、それもともボカシたいのか?

これらを決めて背景にあわせてカメラの設定を調整します。

このときシャッタースピードは固定して調整することをお勧めします。

  • 晴れ→シャッタースピード 200分の1秒以上、晴天なら1000分の1秒から
  • 曇り、雨→シャッタースピード200分の1秒

という感じです。

このシャッタースピードの状態で背景をボカしたいのであればF値を小さい値に設定。

そしてISOを調整して適切な明るさに設定します。

背景を暗くしたい場合はF値を大きくして、ISOは低くして写真が暗くなるように設定します

上記のF値やISOの関係性が理解できていない場合は下記で覚えてくださいね

→シャッタースピードとF値、ISO感度の関係性

 

ただし晴れの場合で200分の1秒に設定して、F値とISOを最小値にしても明るすぎるという場合があります。

この場合はシャッタースピードを早くして調整してみてください。

特に天気が良いほどシャッタースピードは早くすることになります。

私のおすすめのストロボを使用しているハイスピードシンクロを使うという方法もありますが屋外でのストロボの使用については下の項目で説明しますね。

レンズフードをつける

あなたはレンズフードってちゃんとつけていますか?

カメラバックにしまうときに逆さにつけてそのまま撮影していたりしませんか?自分もたまにしてますw

レンズフードは見える範囲外からの光を遮ってくれるものなんです。

そのため屋外ではちゃんとレンズフードをつけて自分の撮りたい範囲の明るさにあわせて撮影をしましょう。

余計な光が入るとレンズフレアが出たり、角度によって明るさが変わってしまったりします。

もちろんふんわりした写真を撮影したい場合はわざと余計な光を入れることもあります。

実は以外とこのレンズフードが写真に与える影響が大きかったりするんですよね。

逆光、半逆光で撮影する

背景の明るさを決めてレンズフードも付けたら被写体をどうすればいいのかということを決めます。

屋外での撮影は逆光、半逆光で撮影することが基本になります。

用語解説
逆光というのは被写体が太陽を背にすること
半逆光とは被写体の斜め後ろから太陽の光を受けること

特に重要なのは被写体が太陽のある方向を見て眩しいと思うようであれば必ず逆光、もしくは半逆光で撮影すること。

「順光で撮影しないと顔が暗くなるじゃん」

という人もいるのですが順光で撮影すると前髪やあご下などに強い影ができてしまうからなんです。

太陽光で眩しくて目を細めていたり、影が強く出てしまうようでは盛れませんからね。

屋外での撮影時は被写体さんに眩しくないか聞くことは重要です。

撮影で必要なのは女の子の撮影で重要なことは顔を盛ること。

撮影時はカメラから見える範囲の顔に直接太陽光の光が当たらないようしてくださいね。

で、実際被写体が暗くなる場合の対処方法

  • 露出を上げる
  • 写真を明るく加工する

この2つを行うととっても盛れる写真になります。

直射光は危険w

ちなみに逆光や半逆光で撮影した場合は被写体さんの目にキャッチライトが入らないことが多いです。

そんな場合はこのあと記載するレフ板を使用するかストロボで目に光を入れてあげることを考えてもいいですね。

用語解説
キャッチライトとは被写体の目の中に光が白い点として映り込むこと。
ハイライトという場合もあります。
これがあると表情が生き生きとして見えます。

 

レフ版を使用する

被写体を逆光で撮影するときに背景が明るすぎるような場合に使うのがレフ版です。

被写体の後ろからくる太陽光をレフ版で反射させて被写体の顔を明るくします。

レフ板がない場合は白っぽいものを持って反射させることで顔を明るくするとい方法があります。

白ければ紙でも本でもうちわでも大丈夫。

また白い壁があればその反射する光で顔を明るくするという方法があります。

逆光で撮影するときはこうしてレフ板やレフ板効果を使って撮影することで背景と被写体の顔の明るさを近づけることで露出調整しやすい明るさにして撮影します。

逆光、半逆光で撮影する場合は被写体の目にキャッチライトが入りにくいのでレフ版で入れてあげるのが良いですね。

影に入る

逆光撮影でどうしても明暗差が大きすぎるような晴れの日。夏の昼間は逆光でも影がすごい濃くなります。

そんなときはあえて影に入ってしまいましょう。

木の影、建物の影、とにかく直射日光を浴びないところに移動したほうが変に着者日光の影響を受けずに撮影することが可能です。

レフ板でも反射が強すぎたり、ストロボを使用しても圧倒的に太陽光に負けてしまう場合は明るいところで撮影するのを諦めるのも一つの手です。

眩しいくらいに太陽光が強ければ影でも比較的明るかったりします。

 

屋外撮影でのストロボを使用する

屋外撮影でのストロボを使用することにより被写体を際立たせることができます。

このときの設定はf値をあげて背景を若干暗い状態にして被写体にストロボをあてます。

そしてストロボを被写体にあてます。

このときストロボはできるだけ正面からあてて被写体に影ができないようにするといいですね。

ストロボの強さはf値や周囲の明るさに影響を受けるためこの値でというものがないので調整あるのみです。

またストロボを使用する場合はシャッタースピードに制限が入ります。

制限はカメラにより異なりますがだいたい200分の1秒ほどまでしか上げることができなくなります。

ストロボにハイスピードシンクロという機能があれば速いシャッタースピードでもストロボを使えます。

屋外でのストロボ使用の詳細は別の記事で書いています。

→日中シンクロとハイスピードシンクロ

背景をボカす

屋外のコスプレの撮影でこれはしておいたほうがいい設定が背景ぼかし。

  • カメラのF値を最小
  • ズームレンズなら望遠側で撮影
  • 背景と被写体は離す
  • 被写体とカメラはできるだけ近く

こうすることで背景ボケが作れます。

もちろんレンズのF値が小さいほどボケるのでf2.8が最初のカメラではおすすめになります。

→コスプレの屋外撮影時の機材

 

屋外撮影で空を青く撮るコツについて

屋外で天気がいい場合は青空の写真を撮りたくなりますよね。

でも逆光で撮影すると空は全然青くならないどころかむしろ白くなってしまいます。

被写体の顔を盛るなら断然逆光で撮影すべきなのですが青空をバックにしたい場合は逆光は実は向かないという問題があったりします。

そんな屋外撮影で青空をバックに撮影する方法についてこちらの記事にまとめているのでぜひご覧ください。

 

 

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