コスプレを撮影していて気になるのが影ですね。
女性キャラの撮影をしていると背景や顔に影が濃くでると非常に困ります。だって可愛くないですから。
ではコスプレの撮影で影を無くす、もしくは減らす方法を考えてみましょう。
なぜ影ができるのか?影をつけない方法
影はなぜできるのか?
それは強い光が一つの方向から来ているから
です。
被写体に光をあてると後ろに濃い影ができます。
斜めから当てれば鼻の影もくっきり出ますよね。
片方向から光をあてれば反対側に影ができるのは当たり前です。
屋外で撮影するようにものすごい広い範囲で光をうけていれば全体的に明るくなりますよね。
でも、ストロボのように被写体に対して光の発光面が小さいと以下の図のように被写体にあたる光は方向性が強く出てしまうので影がはっきりする傾向があります。
でも、影が濃くですぎるとなんかストロボで撮影しました的な感じになりますのでできれば影を薄くしたくなります。
影を薄くするにはどうしたらいいのでしょうか?
そうですね、影を薄くするには影になるところにも光が当たればいいということになります。
では、影にも光をあてるにはどうしたら良いのかを考えてみましょう。
影取りディフューザーの効果は?
わたしも初めてストロボを購入しカメラに取り付けて撮影したときにめっちゃ影が強く出ることが気になりました。
そこでビックカメラにいって見つけたのが
影撮り
いわゆるディフューザーというものです。
名前からしたら影を薄くしてくれる商品のようです。
カメラのレンズに取り付けて撮影します。
これ、かっこよくないですね。
で、撮影した写真がこちら
影撮り未使用
影撮り使用
ほんの僅かに影の境が薄くなったのでしょうか?
でも気分的には撮影しても影なんてなくなるどころかほとんど薄くなった気がしない!!
多分同じように感じだ人はたくさんいるかと思います。
影取りはストロボの光を拡散ることで被写体にあてる光源を大きくすることで影にも光をあてるような構造のようです。
そのため、人物に対して使用すると影取り程度の大きさではあまり意味がないのかもしれません。
そして、影を無くすべく調べていくうちにストロボを複数使う方法とか、ソフトボックスという存在を知ってハマっていくわけです。
影を無くす方法4選
影取りディフューザーは人物撮影にはほとんど意味がないということで影がでないように撮影する方法について4つの方法を紹介します。
ISO感度をあげる
1番簡単な方法はISO感度を上げて撮影する方法です。
ISO感度を上げればストロボの強い光を被写体に当てなくて済むのでくっきりした影ができません。
この場合は部屋の明かり次第になるので暗さによってISO感度をあげて撮影します。
しかしISO感度を上げすぎると画質が悪くなっていくのが普通です。
でも、ここ数年のカメラは性能がいいのでISO1600くらいまでは許容できることも多いのではないでしょうか?
また、光の色がそのまま写真の色味に影響をあたえます。
例えば蛍光灯の明かりの部屋で撮影すると写真が緑っぽくなったりします。
そのため撮影した後に色の補正が必要になることが多いです。
壁にくっつくか離れて撮影する
影が目立つのはおもに後ろの壁です。
そして影が目立つのは被写体と離れた場所にあるからなんですよね。
だったら壁に寄りかかって撮影してしまえばいいんです。そして壁に対して垂直に光を当てると影がすぐ後ろに出るので目立たなくなります。
また、影ができる壁がなければ影が目立たなくなるので壁から離れて撮影すると背景が暗くなるけど影が目立たなくなります。
だけど盛れる写真になるかと言われると??という感じですね。
アンブレラやソフトボックスを使う
よくある方法としてアンブレラやソフトボックスをストロボにつけて撮影するのも影を薄くするためには有効です。
普通のスタジオ撮影であれば被写体の両方からストロボを利用して影を薄めることができるし、さらに背景にもストロボの光をあてることで影を目立たなくすることができます。
女の子キャラであれば被写体の左右からストロボを当ててあげる方が盛れる写真が撮れるのではないかと思います。
ソフトボックス やアンブレラを使用した撮影方法についてはこちら
天井バウンス、壁バウンス
しかしアコスタのようにスタジオでの撮影でない場合はアンブレラやソフトボックスを使うのは場所をとるので難しいし、移動するのもかさばります。
そこで一つの方法として知って欲しい方法が壁もしくは天井に光を反射させるバウンスという方法です。
この方法はストロボを被写体に向けて発光させるのではなく白い壁や天井に向けて発光させることで光を拡散させ周辺を明るくする方法です。
ストロボを壁に反射させるので被写体に対して広い範囲から光をあてることができるので影も薄くなります。
この時ストロボの光は拡散してかなり弱くなるので強めに発光させる必要があります。
また、強く発光させるためストロボの光が被写体に直接当たらないようにストロボの向きを若干後ろに向けて発光させることが重要です。
光が被写体にあたってしまうとそこだけ光が強くあたってしまい変な影ができたりします。