撮影したコスプレ写真のデータをどうやってコスプレイヤーさんにお渡しすればいいのか?

ここでは私が実際に経験してきた最低限のマナーと渡し方についてお話します。

写真の渡し方ができていないと今後撮影させてもらえなかったりします。

Twitterでブロックされたりもするかもしれません。

どんなに良い写真が撮れてもこれを知っておかないとコスプレ撮影ではヤバいというお話です。

撮影したコスプレの写真の扱いについての注意点

コスプレの撮影をした写真の扱いについて、今後のカメラマン活動にも影響する重要なことなのでぜひ知っておいてほしいことがあります。

これをやらないとこの世界で生きていけなくなるくらい重要なことです。

絶対はやってはいけないこと

コスプレイヤーさんの写真を撮影して一番やってはいけないことがあります。

それが無断投稿です。

自分が撮影したのだから自分の好きに使えると思っていると大間違いです。

人物を撮影した場合はカメラマンのは著作権、被写体には肖像権というものが発生します。

そのため他人の写真を勝手にTwitterに投稿することは肖像権の侵害になります。

でもそんな法律的な話よりも撮影された被写体さんの心象が最悪になります。

もしちゃんと許可をもらわずに投稿しようものなら下記のようにSNS上であなたが炎上することになります。

→炎上例

というのもコスプレイヤーさんは少なからず自分のコスプレと実際のキャラクターにギャップを感じています。

そのため自分の望まない写真をネットにアップされることを非常に嫌います。

もちろん被写体に自分のSNSへ投稿してもよいかと聞いて許可をもらっていれば問題はありません。

でもたいていのコスプレイヤーさんはこの時点で許可をしてくれることはほとんどないんですよね。

商業レイヤーさんやコスプレで生活するようなレベルのレイヤーさんはそのまま投稿OKにしてくれる人もいますね。

→望月うかるさん

お写真はDMで

あなたがコスプレイヤーさんを撮影をしたらまずやるべきことは、被写体への写真の送り方について確認しておくこと。

ほとんどのコスプレイヤーさんはTwitterのアカウントを持っているので撮影時にTwitterIDを教えてもらいます。

イベントなどでは撮影時にスケッチブックにTwitterのアカウント名を書いている人もいるので撮影時に一緒に撮っておきましょう。

→スケブ写真例

そのアカウントに撮影した写真を送付するのがマナーです。(送付方法後で説明します。)

コスプレイヤーさんはイベントでの撮ってくれた写真をもらえることを期待しています。

イベントでは普通は自撮りや友人たちとの写真の撮影で終わるのでカメラマンにしっかり撮影してもらったデータをもらえると嬉しいものです。

→写真がもらえないというコメント

この時自分が相手をフォローしても相手からリフォローがあることを期待しないでくださいね。

まだあなたは赤の他人ですから。

フォロー返しをするかは相手が決めることですので、まず写真を送ってからフォロー返しを期待しましょう。

フォローを返してもらえたらおめでとうございます!!

話はもどして

コスプレイヤーさんのTwitterのプロフィールには「お写真はDMで」と書かれていることが多いです。

書いていなくてもDMで送付したほうが礼儀としては良いようですね。

なぜDMでもらうのかというとそれは写真を自分で確認、補正したい人が多いからなんです。

肌をキレイにしたい、吹き出物は消したい。衣装の乱れや余計なものが写っていないか確認したい。

そして自分の知らないところで写真を投稿されたくない

そんな理由からですね。

間違ってもTwitterのリプライで写真をそのまま送らないように!

Twitterのリプライに送ると一般公開されてしまうので限りなく無断投稿に近い状態になります。

数年前にこんなマナーも知らなかった自分はリプで送ってしまっていたこともありました。

お恥ずかしい限りです。ごめんなさい。

だからあなたは撮影した写真を被写体さんのTwitterアカウントにDMで送るようにします。

たまにDMでといいながらフォロワーにしかDM開放していない困った人もいますがそのときはリプでDMを開放してもらってください。

枚数にもよりますがイベントで撮影したくらいなら10枚もいらないのでベストな数枚を選んで送るようにしましょう。

ただしTwitterは大きなサイズの写真をアップロードすると画質が落ちるのでいったんギガファイルに転送したのちギガファイルのURLを通知します。

写真データの渡し方にいろいろ

それでは実際に写真データの受け渡し方法についてみていきましょう。

ここでは私が実際に使っている連絡方法と写真の送り方についてまとめています。

今のところこれで大きなトラブルにはなっていないので特別な指定がない限りこの方法で問題ないと思います。

Twitterは画質が低下する

まずは連絡を取り合うのに便利なTwitter。

DMであればスマホの画面にも通知が出せるので便利ですよね。

このTwitterは写真を送付することについてはあまり向いていないんですよね。

2019年12月に仕様が更新され写真をアップロードしても画質が落ちにくくなったけどそれでも制限が存在しています。

それが以下のような制限。

この制限があるので高画質な写真を送付しようとするとどうしても画質が落ちます。

スマホで見る程度なら特に問題はないレベルですが写真を受け取るほうとしてはできるだけ写真はキレイな方がいいと思いますよね。

そのためTwitterで写真を送る場合はDMを使用しますがそこは写真を直接送るのではなくどこかに高画質な状態でアップロードした後にダウンロードリンクを通知してあげるのが親切ですね。

基本はGIGAFile経由

ギガファイルは写真を送る方法としてはかなり便利なものです。

写真のアップロードに関してはほぼ無制限、劣化無しでアップロードが可能です。

そのため1枚で10MBくらいある写真を300枚アップロードするなんてこともできてしまいます。

アップロードされた写真は日数制限を7日、14日、30日、60日と設定でき自動消滅するようになっています。

ただ、ギガファイルには自動で相手に通知する方法がないのでアップロードが終わったらダウンロードリンクを渡す必要があります。

そのリンクを渡す方法は先にお伝えしたTwitterのDMやLINEのメッセージで行うという感じですね。

ギガファイルにアップロードされた写真はZIP形式でダウンロードリンクすることになるのでスマホユーザにはあまり優しくない気がします。

この間もギガファイルの使い方がわからず写真を受け取れていなかったレイヤーさんがいましたから。

ということでギガファイルの使用方法について別記事でまとめてみましたので使い方がわからない人は読んでみてください。

→GIGAFILEの使い方(PC、スマホ)写真のもらい方と送り方について

LINEグループで写真を渡す場合

撮影の時点で相手のラインIDを知っている、もしくは併せなどでライングループができている。

そんなこともあると思います。

この場合はラインの中でアルバムを作成してその中に写真を入れて渡すという方法が使用できます。

LINEのアルバム機能は写真をそのままのサイズでアップロードできるので画質の劣化が少ないです。

ただしこのアルバムは一枚づつしか保存できないので大量に写真を渡すには向いていません。

また相手のLINE IDはイベント等で撮影した程度のカメラマンにはそうそう教えることはないのでこの方法はあくまで撮影案件を受けたときの話。

お互いのラインIDの交換ができるようになったら有意義に使用しましょう。

GooglePhotoも便利

GoogleにはGooglePhotoというサービスがあります。

このサービスはgmailアカウントがあれば使用できるのでスマホユーザならだれでも利用可能です。

GooglePhotoはアップロードできる写真のサイズを抑えることで無制限に写真を保存できます。

また写真をアルバムにまとめることができるので過去の写真の保存としてはかなり便利です。

スマホ上から過去の撮影写真を全部見ることができるのでポーズの確認や撮影方法、スタジオの写真などを見直すことも気軽にできます。

また撮影後のアフターでも自分がこんな写真を撮っているということを見せることもできます。

このGooglePhotoの写真は基本的に他人への公開はされていません。

でもアルバムのオプションでリンクを知っている人にだけ公開するという機能があるのでこの機能を使用して写真を見せることもできます。

無制限にアップロードできるサイズの写真に制限があるので完全ではないですが操作が簡単なので便利です。

私の場合は過去の撮影を全部アルバムにまとめているのでいつでも見返しができるようになっています。

→GooglePhotoの使い方、写真のダウウンロード方法

写真データを渡すときの2つの注意点

無事に写真を被写体さんにお渡しできて一安心ですがここでもう1つやっておきたい注意点が2つあります。

加工しても大丈夫か?

SNSに投稿するときにタグやリプを付けてもらうか

ということに関してです。

写真の加工について

ますは写真の加工について。

あなたが撮影した写真を被写体さんにお渡しした場合、まず加工されることを意識しておきましょう。

特にレイヤーさんは肌加工を必須としているひとが多いのでTwitterに投稿される写真はあなたの撮ったものに手が加えられていることはほぼ間違いありません。

中には肌加工だけでなく色味を変えたり、エフェクトを追加する人もいます。

そういった写真の加工についてあなたがどう思うのかをしっかり被写体さんに伝えるべきなんです。

基本的に私の場合は「写真は被写体さんによる加工、修正は自由にどうぞ」というスタンスで写真を渡しています。

カメラマンによっては自分が撮った写真に手を加えるようなことを許せないという人もいるそうです。

だからあなたが渡した写真についてどこまで加工を許すかを伝えてくださいね。

肌加工のみなのか、色味変えてもいいのか、トリミングはダメとか。

あなたの思いは相手にしっかり伝えてくださいね。

SNS投稿時にしてほしいこと

被写体さんがTwitterなどに写真を投稿する場合にあなたの名前を入れることに対してどうするかということを伝えてください。

私の場合は「投稿時はタグか@で名前を入れてくれると嬉しいです」と伝えています。

レイヤーさん側もそうすることが当たり前になっているので言わなくても付けてくれることが多いですね。

逆に上で書いたように渡した写真を修整するなら名前を載せないでほしいとか、一切載せないでというカメラマンの場合は写真を渡すときにその旨しっかり伝えましょう。

撮影したコスプレの写真の渡し方まとめ

撮影した写真はあなただけのものではなくあなたとコスプレイヤーさんの写真であることをお忘れなく。

そのうえで

・無断投稿しない
・撮影写真は被写体さんに送るか自分で投稿する許可をもらう
・写真を渡すときに被写体さんの修正の自由の有無を伝える
・投稿時に撮影者の名前をいれてもらうか伝える

という4つの事柄を守るようにすることで無用なトラブルに巻き込まれないようにしましょう。

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