
コミケやacosta!池袋など、関東でカメラマンが自由参加できる大型コスプレイベントでは、“技術よりもマナー”が撮影の成否を左右します。コスプレ業界では暗黙の了解なんてものがあって難しい世界です。
ですが現場では
「どこまでお願いしていいのか」
「SNS掲載はOKなのか」
「ビギナーだから不安」
といった悩みが絶えません。
この記事では、一般的な大型コスプレイベント撮影で絶対に押さえておくべきマナー・NG行為・SNS掲載の扱い・データ受け渡し方法を、初心者でも迷わないように体系的にまとめました。
もくじ
コスプレイベント規約チェックリスト|撮影禁止エリア・機材制限
コスプレイベントはそれぞれに異なるルールや運営方針があります。
撮影OKのイベントもあれば、ストロボや大型機材が禁止されている場合もあります。
参加前に必ず公式サイトや案内資料を確認し、「どこで・何を・どのように撮影できるか」を把握しておきましょう。
■ 規約で特に確認すべきポイント
- 撮影可能エリア(屋外・屋内・通路など)
- ストロボ・ライトの使用可否
- 背景に一般客が写る写真の扱い
- SNS掲載に関するルール(タグ付け・クレジット表記など)
- 機材サイズや持ち込み制限(スタンド・ソフトボックスなど)
特にカメラマンとして参加する場合はストロボやライト、ライトスタンドの使用可否と本数の規約を明確に確認しておきましょう。
これを間違えると荷物だけ増えて使えないという最悪の状態になります。
■ 規約を守ることが信頼につながる
「知らなかった」「他のイベントではOKだった」は通用しません。規約違反はレイヤーや他の参加者に迷惑をかけるだけでなく、カメラマンとしての信頼を失う原因にもなります。
イベントによっては、事前申請が必要な撮影スタイルや、SNS投稿に制限がある場合もあります。現場で慌てないためにも、参加前にしっかり確認しておくことが大切です。
撮影前に確認すべき3つの安全ポイント(場所・背景・機材)
何でもそうだけど約束事を守れない人間は嫌われます。そんま人はトラブルのもとなのでレイヤーさんもかかわりたくありませんからね。
常識人であることが大事。
■ 撮影場所・背景の安全とルール
イベント会場は混雑しやすく、背景に一般参加者が写り込むことも多いです。撮影前に、次のポイントを確認しましょう。
- 撮影可能エリアかどうか(コスプレエリア以外はNGのことも多い)
- 通行の妨げになっていないか
- 背景に一般客・子どもが写らないか
- ストロボ・ライトの使用可否
特に屋外イベントでは、通行の邪魔・無断での場所占拠はトラブルのもとです。必ずレイヤーと一緒に安全を確認してから撮影に入ってください。
■ ストロボ・機材の扱い
イベント会場はスペースが限られているため、撮影場所によっては機材の使用制限などもあります。
- スタンドは倒れやすいので極力使わない
- ストロボは周囲の人に向けない
- レイヤーに機材を近づけすぎない
- 大型ソフトボックスは混雑時は避ける
「最低限の機材で安全に」を基本にしましょう。
コスプレ撮影で断られない声かけ方法とベストタイミング
■ 声かけの基本
レイヤーは常に撮影待ちの状態ではありません。次のような状況では声をかけないのがマナーです。
- 移動中・休憩中
- メイク直し・ウィッグ直しの最中
- 荷物を整理しているとき
- 友人や同行者と話し込んでいるとき
「今、声をかけていい状態か」を観察してから声をかけましょう。
■列ができていたら後ろに並ぶ
イベントではコスプレの撮影が列になりカメラマンの撮影待ちになる場合があります。
その場合は列に並び順番を待ちますが以下の点を認識しておいてください。
- 列切りしていないか最後尾の人に確認する
- 途中で撮影が終了してしまっても文句を言わない。
コスプレイヤーさんも人間です。長蛇の列ができれば制限するために列切りをしますし疲れたり体調が悪くなったりしたら途中で撮影を打ち切る場合もあります。そんな場合は素直に諦めましょう。
■ 撮影依頼の正しい流れ
- 距離をとって声をかける、はきはきと大き目の声で
例:「撮影お願いしてもよろしいですか?」「よろしくお願いいたします。」 - レイヤーの反応を待つ
表情や雰囲気がつらそうなら、無理にお願いしない。 - 撮影時間の目安を伝える
例:「3〜5分ほどで終わります」 - 構図・ポーズを簡潔に伝える
細かく指示しすぎず、イメージを短く共有する。 - 撮影後は必ずお礼を伝える
例:「撮影ありがとうございました!」
レイヤーが疲れている様子なら、時間を短く切り上げる配慮も大切です。
また、列が長くなっていたら教えてあげる。体調を気遣ってあげるのもマナーです。
コスプレ撮影で退場になるNG行為7選【盗撮・無断撮影は厳禁】
■ イベント現場で問題になりやすい行為
- 無断撮影・盗撮、脇撮り
- 背景に一般客が写った写真のSNS投稿
- レイヤーの体に触れる行為(ポーズ補助を含む)
- 過度なローアングルや性的意図のある構図、部分撮影もダメ
- 長時間の独占(1人で何十分も撮り続けるなど)
- キャラ崩壊を求める・嫌がるポーズを強要する
- しつこいSNS・連絡先の交換要求
これらはレイヤーの安全と尊厳を損なう行為であり、イベントからの退場や出禁につながることもあります。絶対に避けましょう。
初心者は列に並ぶのを理解しておらず1,2枚横から撮影してしまう人がいますがそれはNG行為です!
SNS投稿の許可を取る方法とタグ付けマナー
「撮影OK=SNS掲載OK」ではありません。撮影後は必ず、レイヤー本人に掲載の可否を確認しましょう。
たいていの場合は、DMで写真を送り、レイヤーさんにチェック修整したものを送り返してもらい掲載という流れになります。
■ DMで必ず確認しておきたいポイント
- SNS掲載の可否(掲載自体がNGのレイヤーもいる)
- 加工の範囲(肌補正・色味調整・トリミングなど)
- クレジット表記(ID・@タグ・名前の表記方法)
- 公開範囲(Twitterのみ、鍵アカのみ、他サービスはNGなど)
■ OKをもらうためのシンプルなテンプレ
撮影ありがとうございました! SNSに掲載させていただいてもよろしいでしょうか? 掲載の際は @◯◯ のタグを付けても大丈夫ですか?
■ NGな聞き方・やり方の例
写真載せますね〜
無断でタグ付けしておきました!
掲載の主導権はあくまでレイヤー側にある、という意識を忘れないようにしましょう。
写真データの渡し方|DM・ギガファイル便・Google Driveの使い分け
イベント後のデータ共有は、トラブルになりやすいポイントです。丁寧にやり取りして、お互い気持ちよく終われるようにしましょう。
■ 推奨される受け渡し方法
- Twitter(X)のDM:写真直接貼り付けではなくURLの貼り付けとお礼に使用。
- ギガファイル便:大量データの受け渡しに便利
- Google Drive:フォルダ単位で複数セットを共有したい場合に便利
■ 送るときの基本テンプレ
本日は撮影ありがとうございました! お写真をお送りします。 ギガファイル便のURL: https://〜〜〜 SNS掲載に掲載したいので何枚かチェックして送り返してもらえれば幸いです。
■ データ受け渡し時の注意点
- 無加工の大量データをそのまま丸投げしない(イベントでは10枚以下が望ましい)
- レイヤーが写っていない写真を混ぜない(テストショットなど)
- レイヤーがNGと言った写真は絶対に送らない・公開しない
撮影場所のマナー(屋外・屋内)
■ 屋外イベントでの注意点
- 一般客が多い場所は避ける
- 長時間の場所占有はNG
- 風で機材が倒れやすいので、スタンド類は慎重に
公園や商業施設など、一般客がメインの場所では、「撮影させてもらっている側」という意識を忘れないようにしましょう。
■ 屋内イベントでの注意点
- 通路・階段・出入口付近は撮影禁止のことが多い
- スタンドや大型機材は極力使わない
- 背景にほかのレイヤーが写らないよう配慮する
屋内はスペースが限られるため、「短時間で終える」「機材は最小限にする」ことがとても重要です。
大型コスプレイベントの規約、マナーページリンク
アコスタ
参加規約【acosta!@池袋サンシャインシティ】
→https://acosta.jp/rules/rules-ikb/
コミケ(コミックマーケット)
コスプレ&コスプレ撮影 サポートページ
→https://www.comiket.co.jp/info-p/
ワンフェス
コスプレイヤー・コスプレ撮影者のみなさんへの注意事項項
→https://wonfes.jp/safety/forcosplay/
ニコニコ超会議
超お約束:コスプレ参加について
コスサミ
コスプレ撮影・参加
→https://worldcosplaysummit.jp/2025/cosplay/rule/
コスサミは開催粘度毎に規約ページは用意されるので参加する年度の規約を必ず確認してね。
ラグコス
イベント参加規約
→https://worldcosplaysummit.jp/lagucos/#rule
まとめ:イベント撮影は“思いやり”がすべて
イベント撮影は、レイヤーとカメラマンが協力して作品を作る場です。そのために必要なのは、派手な機材や難しい技術よりも、まずマナーと思いやりです。
- 声かけのタイミングを見極める
- 撮影場所の安全とルールを守る
- SNS掲載の可否をきちんと確認する
- データ受け渡しを丁寧に行う
これだけでも、レイヤーからの信頼は大きく変わります。
「また撮ってほしい」と思われるカメラマンを目指して、一つひとつ実践していきましょう。








