
当ブログでカメラの選び方やライティングのノウハウを解説していると、読者の方から**「じゃあ、あなたは普段どんな機材を使っているの?」**という質問をいただくことがあります。
結論から言うと、私は現在、長年連れ添ったPentax(Kマウント)からSony(Eマウント)への大きな移行期の真っ只中にあり、ライティング機材はGodox(ゴドックス)のエコシステムで完全統一しています。
ただし、最初からこれだけの重装備を持っていたわけではありません。私のライティングの原点は、1台数千円(当時)で買えるマニュアルストロボ「TT600」2灯の、泥臭い試行錯誤から始まっています。高級な純正ストロボを買って大失敗した過去もあります。
この記事では、2026年頭時点で私が所有するすべての機材を、現役の一軍から、カバンの隅にある予備、そして「買わなくてよかった」と手放した機材まで、すべて表(テーブル)にまとめて包み隠さず公開します。
「これからコスプレ撮影を始めたいけれど、何から買えば失敗しない?」
「機材のステップアップの正解ルートを知りたい」
そう悩む方のリアルなロードマップ(反面教師)として、私の10年間の試行錯誤の歴史を役立ててください。
カメラ
私は長年、ペンタックス(Kマウント)をメインに撮影を続けてきました。初一眼レフのK100Dから始まり、K-1の圧倒的なフルサイズ描写には今も全幅の信頼を置いています。
しかし2026年、現場での汎用性を考慮し、ついにSony(Eマウント)への移行を開始しました。
Pentax K-1が発売されたのは2015年。画質に不満はないのですがAFやレンズの重さが大変な年齢になってきたこともありPentaxからの移行を決断しました。(PentaxのミラーレスやK-1IIIが出る予定もないし・・・)
現在メインとしてフル稼働している「α7IV」は、初心者からプロまで自信を持っておすすめできる最強のバランス機です。思い出の隠居機も含めた、私のカメラ本体の歴史がこちらです。
| メーカー/マウント | 機材名 | ステータス・用途 | 読者への一言・補足 |
| Sony (E) | α7IV | 一軍(現役メイン機) | 2026年からの移行先。コスプレ撮影において隙のない最強機。 |
| Pentax (K) | K-1 | 現役(Kマウントメイン) | 長年連れ添った相棒。フルサイズの重厚な描写は今も一級品。 |
| Pentax (K) | KP | 現役(サブ機) | スナップやお散歩、お手軽撮影用。 |
| Pentax (K) | K-5 / K100D | 隠居(思い出の機材) | K100Dはカメラ人生の原点。現在は大切に保管中。 |
最終的にカメラはこんな基準で選べば失敗なく長く使えるというよという考え方はこちらの「失敗しないコスプレ撮影カメラの選び方とおすすめ3選」記事にまとめているので興味ある方はごらんください。
レンズ
新たに導入したSonyシステムにおいて、レンズは「TAMRONのフィルター径67mmトリオ」で統一しています。広角・標準・望遠のすべてが同じ67mm径なので、高価なNDフィルターやPLフィルターを1枚で使い回せるという、カメラマン目線での超合理的戦略です。
純正でなければSIGMAは?というのもありましたがAFリングの回転の向きなども共通化したほうがいいかなという感じかたTAMRONにしました。
Pentax時代の屋外ロケ用スターレンズや、自動車レース(SuperGT)撮影用の超望遠、そして使用頻度が低くて売却したものも含めて公開します。Pentax資産は順次売却していきます。
| メーカー/マウント | 機材名 | ステータス・用途 | 現場でのリアルな役割・本音 |
| Sony (E) | TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD | 一軍(広角メイン) | フィルター径67mm統一トリオ。スタジオの引きで重宝。 |
| Sony (E) | TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 | 一軍(標準メイン) | フィルター径67mm統一トリオ。日常から現場まで現役トップ。 |
| Sony (E) | TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 | 一軍(望遠メイン) | フィルター径67mm統一トリオ。これからのロケ撮影の大本命。 |
| Pentax (K) | HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR | Kマウントメイン | Pentax環境での絶対的エースレンズ。 |
| Pentax (K) | HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW | 屋外ロケメイン | ロケ撮影で無類の強さを誇る、 Pentax最高峰のスターレンズ。 |
| Pentax (K) | HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE | KP用お手軽望遠 | KPと組み合わせて軽く動きたいときに抜群の機動力。 |
| Pentax (K) | smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR | K-5キット付属品 | キットレンズ。初期のストリート撮影を支えてくれた思い出の一本。コスプレ撮影での使用は皆無。 |
| SIGMA (K) | APO 50–500mm F4.5–6.3 DG OS HSM | レース撮影専用 | モータースポーツを撮るためだけの超望遠システム。 |
| Pentax (K) | HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED | 売却済み | 使用頻度が低いため、機材整理のタイミングで売却。 |
| Pentax (K) | HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW | 売却済み | 写りは最高だったが、運用の関係(重さなど)で手放しました。 |
実際にコスプレの撮影で頻繁によく使用するレンズについてはこちらの「コスプレ撮影におすすめなレンズの選び方。あとで後悔しない購入順序を紹介」で解説しているので興味があればご覧ください。
ストロボ
Pentax オートフラッシュAF540FGZ II 買わなくてよかった純正ストロボが最初。
結局オフカメラライティングをするためにCactusのトリガーとストロボを追加したがCactusはストロボから撤退。結果的にその後はGodox1本に。
ではGodoxにするとしてどのストロボがいいのか。結果的には下記のように一軍になったストロボがいいわけだけどできるだけ同じストロボで揃えてあげたほうがいいなという気持ちは変わらない。
コスプレ撮影だけならV1ProやV100ではなくAD100Proでも良かったかなとは思ってる。
| ブランド | 機材名 | ステータス・用途 | 現場でのリアルな役割・本音 |
| Godox | AD300ProII | 一軍(大光量メイン) | ロケでもスタジオでも外せない、私のライティングの核。 |
| Godox | AD200Pro | 一軍(万能メイン) | 2灯運用やヘッド交換も含め、コスプレ撮影の超定番。 |
| Godox | V1Pro | 一軍(クリップオンメイン) | 最新の主力。熱耐性も上がり、現場での信頼性抜群。 |
| Godox | V100 | 一軍(クリップオン) | メインシステムの一角としてフル稼働中。 |
| Godox | V480 / IT32 | 予備(カバンの隅) | 万が一のトラブルに備えた、お守り代わりのバックアップ。 |
| Godox | IT30Pro | アクセント用 | 小ささを活かして、髪のハイライトや狭い場所の仕込みに。 |
| Pentax | AF540FGZ II | 売却済み | 結論、買わなくてよかった。Godoxの方が圧倒的に自由。 |
| Godox | TT600 | 隠居(1台故障) | 私の原点。2台同時購入し5年使い倒して1台昇天、もう1台は役目を終えて隠居。 |
| Godox | V1 | 売却済み | V1Pro等の導入に伴い、使用頻度が減ったため売却。 |
コマンダー
Godoxを使用するのであれば必然的にGodoxのコマンダーも必要になってきます。
2026年現在対応メーカー毎に5種類のコマンダーが発売されています。
購入するのはカメラに合わせたものになるんだけど操作性やバッテリーの違いもあります。
最終的に一昔前のXproIIが個人的にはベストかなっておもってます、
| ブランド | 機材名 | ステータス・用途 | 現場でのリアルな役割・本音 |
| Godox | XproII-S | Sony用コマンダー | α7IVからGodox群を操るための司令塔。 |
| Godox | X3pro-S | Sony用コマンダー | 最新機種のくせにXproより画面が小さく操作性がいまいちのためあまり使わなくなってます。 |
| Godox | Xpro-P / X2T-P | Pentax用コマンダー | Pentax環境の司令塔(X2Tは予備)。 |
ライトスタンド
ライティングのクオリティを担保するために、ストロボ本体と同じくらい重要なのがスタンドです。
自分は大きなソフトボックスが好きなので必然的にライトスタンドの選び方にも安定性が重要視されてきます。そのため結果的に持ち歩きには不向きな重めのスタンドを使うこと多いです。
50cmくらいの高さでフィルライト用にとにかく軽いスタンドも使うことがありますが基本は重め。
| ブランド | 機材名 | 特徴・現場での使い分け |
| Phottix | Padat 300 Compact Light Stand | 逆折れ式でコンパクト。イベントや遠征ロケでの一軍。重いけど安定性、でかいけど固定保持力1番信頼できる。 |
| Godox | 304 | スタジオ撮影でのみ使用。普通のスタンド。 |
| UNPLUGGED STUDIO | LS-078 | コスパが非常に良く、多灯撮影の足回りを支える優秀な一本。 |
| NEEWER | 2点 ライトスタンド 190cm | 型番も無いようなスタンド。軽くてちょっとしたこに使えるけどネジは弱いし、メインにはならない。 |
ストロボを載せるライトスタンドをいろいろ見てきたけど5000円以下って買うと長く使えないという印象なんですよね。
Amazonベーシックとかあるけどネジ部分の保持力が弱かったりして故障しやすいっていう感じ。
それ以下の価格帯だとストロボにアンブレラ付けただけど安定感無くすものばかり。特にメーカー名すらろくに書いていないライトスタンドは買っちゃダメ!!お金の無駄になります。
NISSINなどのカーボンのスタンド軽くて丈夫でいいですよね、でも自分のような大き目のソフトボックスを使う場合はどうしてもスタンド自体が軽いためバランスが良くないんですよね。メインではなくリムライトなどに使うのであればいいんですが。そんな理由もありカーボン製のスタンドは使っていません。
ソフトボックス・アンブレラ
被写体(レイヤーさん)の肌の質感やグラデーションをどう表現するかは、すべてこれらのディフューザーにかかっています。
柔らかな光を作る大口径のソフトボックスから、男装やクール系に最適な芯のあるビューティーディッシュ、そして背景飛ばしに重宝する格安のアンブレラまで、表現したい世界観に合わせて現場に持ち込んでいます。
一度にもっていくわけではなくこの中から3種類くらい被写体に合わせて持ち出しています。
次は90cm×120cmの四角い大きなソフトボックスが欲しいなとか考えています。
| タイプ | 機材名 | 特徴・キャラクターの表現方法 |
| ソフトボックス | Godox ソフトボックス 80x80cm (折りたたみ) | 組み立てが楽で、柔らかい光が作れる超万能選手。 |
| ソフトボックス | amaran Light Box 30x120 | エッジライトや、キャラの輪郭を際立たせる細長タイプ。 |
| ソフトボックス | TARION 八角形ソフトボックス120cm OC-120F | 大型。これ1つで空間全体を包み込むような光を作るときに。 |
| ソフトボックス | LAPGOOD ソフトボックス beauty dish 60cm EQ60 | 芯のある、パキッとした格好いい光(男装やクール系)に。ソフトボックスなのにビューティディッシュのような雰囲気で撮影できる。 |
| ソフトボックス | NEEWER 43"反射ソフトボックスアンブレラ | アンブレラの手軽さとソフトボックスの指向性をいいとこ取り。 |
| ソフトボックス | NiceFoto EZ Setup Parabolic SoftBox deep 90cm | 深型特有の、グラデーションが綺麗な美しい光を作りたいときに。重いので出番は少ないけど影のあるカッコいい撮影で使用。 |
| アンブレラ | UNPLUGGED STUDIO 41インチ 深型トランスルーセントアンブレラ | 迷ったらこれ。光を均一に優しく拡散させる大定番。骨が多く高級透過アンブレラ |
| アンブレラ | EMART 33"/84cm ホワイトアンブレラ 2パック | 格安ながら、多灯撮影のベース光を作るのに大活躍。簡単に骨折れるので消耗品。 |
| アンブレラ | EMART 33"/84cm 反射型アンブレラ 2パック | 効率よく光を跳ね返し、背景を均一に飛ばすときなどに重宝。 |
LEDライト
LEDライトって現在のコスプレ撮影においては非常に選択が難しいジャンル。
一般的なコスプレカメラマンにとってシェアスタジオやイベントなどでの撮影がメインになる人が多いです。このとき注意しなければならないのがコンセントがあるとは限らない問題。
スタジオでもコンセント使用不可の場所も多く、屋外ではそれこそコンセントが使えない。
バッテリー内蔵式のLEDビデオライトもあるけどそういったものは60W程度しかなく光量不足になることがほとんど。
一応何台か持っているLEDビデオライトの中で今スタジオに持っていくならこのLEDライトというのはこのあたりです。現時点では値段と性能のバランス的にAputure 製が一番かなという印象です。
| 用途 | 機材名 | 特徴 |
| メイン | amaran Ray 120c | 120Wでも小型のLEDビデオライト。バッテリー駆動もでき、ボーエンスマウントという点も良い。 |
| サブ | Aputure STORM 80c | 背景に色を付けたり弱い光でフィルライトとして使うライト。マウントが特殊過ぎてアンブレラでしか使ってない。 |
| 暗所 | aputure amaran Ace 25C | 小型のLEDビデオライト。レイヤーさんの自撮りや暗所でのピント合わせなどちょっとしたことで使用。 |
さざびいの機材遍歴公開記事まとめ
ここまでの私の機材を並べてみましたが……正直、書き出してみて自分でも「どんだけ使ってるんだ」と呆れました(笑)。
実を言うと、ここに乗せていないソフトボックスや小型のLEDビデオライトなど、細かいアクセサリーを挙げたら本当にキリがありません。
さんざん偉そうな解説記事を書いておきながら、私自身、これだけの機材を買い、試し、失敗し、手放してきた「迷いまくりの歴史」があります。高級な純正ストロボで失敗したことも、TT600の2灯だけで必死に光の回し方を考えた日々も、すべてが今の私の財産です。
だからこそ、このブログを読んでいるあなたには、私と同じ遠回りをしてほしくありません。
「じゃあ、結局ここから何を学べばいいの?」という方のために、私の10年間の試行錯誤から導き出した『これを選べば絶対に失敗しないコスプレ撮影の教科書』を以下の記事にまとめています。
最初の2灯から始まった私の歴史が、あなたのカメラライフの最短ルートになれば幸いです。










