屋外でのコスプレ撮影時のコツについてやカメラ設定やコツはこちらの記事で説明してきました。
でもこの方法で撮影すると背景は青空なのに白くなってしまってガッカリすることないですか?
場合によっては空がきれいに写せても被写体が影で真っ暗になってしまいます。
せっかくの外でのコスプレ撮影なのに空の色が青くないのは残念だと思う人もいますよね。
もちろん、このような場面でも対処する撮影方法は存在します。
この記事ではコスプレの背景を青空にした状態でキレイに撮影する対処方法を紹介します。
青い空と被写体の関係
まず空を青く撮影する方法をお話しします。
それは
雨の日の翌日の雲の少ない日に撮影に行くこと
です。
でも、被写体がいてコスプレができる日、できる時間というのは決まっています。
天候を選んでいる余裕なんてありません。
雲少なめで晴れていれば良しとしましょう。
写真のような青空のもと撮影できることなんて奇跡です(単純に雨男なだけかもですが)
では晴れている日に空を簡単に青く撮影する方法は
太陽とは反対側の空を撮影することで空が青くなります。
実際自分の目で空を見てみると、太陽のある方の空は白っぽくなっていて太陽の反対側の空が青いというのが分かります。
下のヒマワリの写真はまさに太陽を背にして撮影してるので空が青くなっていますね。
だから空を青く撮影するのであればカメラマンが太陽を背にした状態、すなわち被写体にとっては順光で撮影するということになります。
でも被写体にたいして太陽が順光ということは被写体からみると非常に太陽が眩しい状態となるので撮影には向きません。
被写体の顔を盛るためには逆光で撮影することがもっとも良い方法です。
さらに空を青く写したとしても被写体がいい表情をできないと意味がありませんよね。
被写体が花や建物などの人でなければ簡単なんです。
かといって中途半端な斜めにして順光の太陽光を我慢できても今度は顔に鼻やウィッグ、アゴの下に影ができてしまい撮影した写真としてはとても微妙な感じになってしまいます。
そのため実際に目で見える青空をバックにコスプレで撮影する場合に太陽と反対側の空を使用するのは向かないということなんです。
順光でも眩しくないポージングで撮影する
もちろん、順光で撮影できないわけではありません。
順光で撮影する場合の最大の問題は眩しさと影の2つ。
この2つを解決できれば順光でも撮影できます。
眩しさ対策
眩しさ対策は簡単で目を閉じればいいので目を閉じた表情で撮影する。
また後ろ姿を撮影するなんてのもいいですね。
また表情はアップではなく大きく引いて撮影することで眩しそうな顔が目立たなくなります。
影対策
顔にできる鼻の影が気になる場合は完全に太陽の方向を向く、もしくは横を向くことで対策します。
前髪が影になるならやや上を向いてもらうことで影を消すことができますね。
こうしてカメラから見て影が見えないようにすることで対策可能です。
また表情はアップではなく大きく引いて撮影することで影があまり目立たなくなったりします。
空を青く撮影すると被写体が暗くなる
では今度は被写体が太陽を背にして完全に逆光にした場合はどうでしょうか?
人物撮影するのであれば完全に逆光ではない方がいいので、ここでは出来るだけ斜光の状態としています。
逆光での撮影は人物撮影では必須というくらい常識的な撮影方法になります。
でも、被写体の背後に太陽があるわけだから被写体の後ろは非常に明るくなります。
そのため被写体に明るさ(露出)を合わせて撮影すると背景は青くならずに白っぽくなってしまいます。
そして逆に空に露出を合わせて、空がより青く写るように設定すると被写体が真っ暗になってしまいます。
実際天気の良い日に青空を青く撮影するにはシャッタースピードを早くする必要があります。
下記の写真は青空ですがシャッタースピードは8000分の1秒となっています。
そこで必要になってくるのが日中シンクロという撮影方法です。
空を青くしつつ被写体を明るくする日中シンクロ
日中シンクロとは?
上で説明してきたように空を青く撮影するためには非常に速いシャッタースピードが必要になります。
でもシャッタースピードを速くすると被写体にあたる光が少なくて暗くなってしまいます。
そこで暗くなった被写体を明るくするためにストロボを発光して被写体を明るくする方法が日中シンクロといいます。
晴れた明るい場所でストロボを使用することを「日中シンクロ」といいます。
日中シンクロのやり方
日中シンクロの撮影方法の詳細はこちらの記事で詳しく説明していますのでここでは簡単に説明しますね。
- 背景の明るさを決める
- 被写体にストロボを当てる
日中シンクロをするために必要な手順はこれだけなんです。
では詳細を見ていきましょう。