2018年の紅葉の様子と共に豊国神社(千畳閣)と五重の塔の見所を案内します。

宮島桟橋から厳島神社へと続く参道の黄葉が美しい銀杏の木が印象的な豊国神社(千畳閣)は厳島神社のすぐ側にある小高い丘の上に建っています。

厳島神社の社殿の向いには豊国神社(千畳閣)へと上がる石段があります。

豊国神社は豊臣秀吉が戦没者を慰霊するために建立した大経堂なのです。

建立途中に秀吉が病死したため未完成のままなのですよ。

 

どうして千畳閣と呼ばれるのか?実はですね、畳が千畳も敷けるほど広さがあるのです。
(実際には857枚ですがその広さには圧倒されます)

豊国神社では入り口で拝観料100円を支払い、靴を脱いで本殿に上がります。

ブーツだと脱いだり履いたりが大変です。

宮島は石段を歩いて行くところが多いですから歩きやすいスニーカーがおすすめですね。

今回は豊国神社(千畳閣)と五重の塔、そして太閤力餅の味を引き継ぐ塔之岡茶屋を
ご案内させて頂きます。

御朱印を頂く場所はどこですか?御朱印帳は取り扱っているの?

豊国神社で御朱印を頂くにはどうしたらよいの?

私も確認してきましたが宮島の豊国神社では御朱印帳の販売は取り扱っていないようです。

これから御朱印巡りを初めて行う、という方は厳島神社に参拝して御朱印帳を購入して、御朱印を頂いてから豊国神社へ参拝されることをおすすめします。

御朱印が頂ける場所はどこですか?

本殿に上がりますと左手側(桟橋側)に社務所があります。

参拝を済ませてから宮司さんに御朱印を書いて頂きます。

宮司さんが不在の時もあります。

その時は入口の受付に声をかけてくださいね。

御朱印が頂ける時間は何時から何時までですか?

豊国神社(千畳閣)の拝観時間は午前8時から午後16時30分までです。

豊国神社は未完成?

豊国神社は1587年(天正15年)に豊臣秀吉公が千部経の転読供養を発願して安国寺恵瓊に建立を命じました。

豊臣秀吉が建立途中で亡くなったので未完成のまま現在に至っています。

千畳閣の中に入って天井を見上げると天井板もなく、壁もない状態なのです。

豊臣秀吉公と加藤清正公が御祭神として祀られている御神座の上だけ天井板が貼られています。
梁の部分にはたくさんの奉納された経典が展示されています。

豊臣秀吉公が宮島の豊国神社を完成させていたら豪華絢爛な神社になっていたことでしょうね。

豊国神社は江戸時代までは仏教施設だった?

豊国神社(千畳閣)は戦没者の鎮魂のための御経を唱える仏教施設でかつては釈迦如来像(御本尊)が安置されていました。

明治時代になってから、神仏分離で釈迦如来像は大願寺へと移設。

明治時代からは豊臣秀吉公、加藤清正公を御祭神とする豊国神社になりました。

江戸時代はこの豊国神社は人々の憩いの場所として使われていました。

建立から何百年経った現代でも多くの人がくつろげる場所となっていますね。

しゃもじと千畳閣

豊国神社(千畳閣)にはたくさんのしゃもじが奉納されています。

敵を召し取る、ご飯をよそうしゃもじ、飯をとるという語呂合わせから縁起物として
広島東洋カープの応援、広島県内の高校球児たちが甲子園球場で試合を行う時も応援には欠かすことができないしゃもじです。

大きな戦争が起きると戦地へ赴く夫や兄たちの武運長久を願って奉納されたしゃもじもあります。

豊臣秀吉と千畳閣

千畳閣は豊臣秀吉公が毎月月に一度千部経を読経するために建立されたといわれています。

千畳閣では厳島神社に面している一部分が開口されています。
床板ではなく竹で組まれているのですぐにわかりますね。
おそらくは豊臣秀吉公が豊国神社(千畳閣)と厳島神社を階段で繋ごうとしていたという
一説もあります。

宮島にある五重の塔

豊国神社の隣りには鮮やかな朱色の五重の塔があります。

建立されたのは応久4年(1407年)です。

檜皮葺屋根創りの五重塔は山口県瑠璃光寺、奈良県の室生寺と長谷寺があります。

江戸時代までは御本尊である釈迦如来像、文殊菩薩、普賢菩薩が安置されていました。

明治時代の始めに発令された神仏分離令のため大願寺へ安置されています。

五重の塔は厳島合戦の本陣だった?

毛利元就と大内氏の厳島合戦の時に宮島にある宮野尾城を落すために陶晴賢が本陣を置いた場所でもあるのです。

 

千畳閣のその先にある五重の塔へ行くには?

豊国神社(千畳閣)の拝観時間は午後16時までだから、その時間を過ぎたら五重の塔へはいけないのかな?

豊国神社(千畳閣)の隣りにある五重の塔へ行ってみたい方は床下を通っていってみませんか?

厳島神社側の片側だけが自由に行き来きできるようになっているのですが、堂舎の床下を歩けるのは日本でもここ、豊国神社(千畳閣)だけなのです。
身長が170センチ以上ある方は頭をかがめて通らないとぶつけてしまうことがあるから注意してくださいね。

床下から豊国神社(千畳閣)の構造を見ることができますよ。
当時は人力で資材を運んでいましたから基礎石や木材を運ぶのがいかに大変であったのか
伺い知ることができますね。

豊国神社(千畳閣)のアクセス

宮島桟橋から徒歩10分
拝観時間:午前8時30分から午後16時30分
拝観料:100円

千畳閣と太閤力餅

難工事であった豊国神社の建設を支えたのが、当時の大工さんたちにおやつとして出されていたのがお餅です。

黄粉とお砂糖をまぶしたお餅が豊国神社(千畳閣)の建設に携わる大工さんたちの活力の源となったのです。

大工さんたちの労をねぎらうために当時は貴重であったお砂糖をかけてだされた力餅。

大工さんたちも豊臣秀吉に敬意を表して太閤力餅と呼んでいたのです。

塔之岡茶屋の力餅

太閤さんの力餅の味を引き継ぐのが塔之岡茶屋です。

場所は五重塔の桟橋側の石段を下っていったところにあります。

力餅も美味しいのですが、力うどんも美味しいですよ。

 

具材は錦糸卵と油揚げ、お餅とかまぼこ、黄粉をまぶしたお餅です。

うどんは細い稲庭うどんです。

お出汁もしっかり美味しいうどんです。

寒い季節はうどんでしっかりと暖まりましょう。

 

午後からの宮島観光にパワーをチャージしていくのもよいですね。

塔之岡茶屋の店先は江戸時代の雰囲気がそのまま残っています。

八兵衛たちがのんびりと店先でお餅を食べていたのかもしれませんね。

塔之岡茶屋基本情報

住所:広島県廿日市市宮島町大町
お問い合わせ電話番号:0829-44-2455
営業時間:午前10時から午後17時
定休日:不定休

まとめ

桜の咲く季節にはしだれ桜の木を通して眺める五重の塔の姿、そして秋には銀杏の黄葉が美しい豊国神社(千畳閣)を案内させて頂きました。

本能寺の変から5年後に着工した豊国神社(千畳閣)

建築が大好きだった豊臣秀吉公に想いを巡らせてみたくなります。

千畳閣は現在でも神楽の奉納、演奏会としても使われている場所なのですが、のんびりとくつろぐには最高の場所です。

太閤秀吉さんも人々がのんびりくつろいでいる姿を見て満足しているのかもしれませんね。

塔之岡茶屋からの眺めも素敵ですよ。

 

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